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パウチ作り手さんインタビュー

真剣に自然と向き合い、蜂を大切にしながら養蜂を続ける

Gagarra Honey・Rod & Junko Martiさん

バロアダニがいないオーストラリアの蜂蜜は、世界一キレイではないかと思います

ケアンズ高原にあるガガラハニーさんの養蜂場を見学させていただきました。

オーナーのロッドさんと潤子さんは、温かくて素敵なご夫婦。長女のMちゃんがお腹にいたときからだから、もう7年近くおつきあいさせていただいています。

 

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ロッドさんは、アサートン高原で市議会議員も務めていらっしゃり、本当に誠実な方。
今回は、女王蜂の交換日だからと、お声をかけてくださったのでした。
女王蜂の交換???疑問に思いながら、養蜂場に案内していただくと。。

 

そこは、おとぎの国のような、なだらかな丘が続く美しい高原。何機もそびえる風力発電の塔が、緑と不思議とマッチして。
蜂の巣箱が設置されている後ろには、牛達がのどかに草を食んでいて、何とも平和な場所です。

 

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ここで採れるハチミツは、日本でいう百科蜜、ガガラさんの商品名はRainforest。熱帯雨林の様々な樹木の花の蜜からできていて、濃厚な味です。

 

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私、とても好きな割には、ハチミツのことを知らなくて、今回は驚くことがたくさんありました目

ハチミツって、蜂の食べ物だったのですね。詳しく言うと、仲間のための保存食。

働きバチが採ってきた花の蜜を、他の働きバチに口移しで渡すと、唾液(酵素)が加えられ、蜜を受け取ったハチが貯蔵部屋に運んで、羽から出る温風で水分を蒸発させてハチミツを作るのだそうです。

こうして完成したハチミツは、蜜蝋でフタをして貯蔵されるとのこと。


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アボリジニのディジュリドゥの吹き口や、キャンドルに使われる蜜蝋って、実は、ハチミツのフタだったのです。

もう1つ知らなかったのは、蜜を採ってくるのは、メスだということ。しかも、後で調べてみたら、余生が短くなったメス蜂が、命をかけて蜜を運んでくるのだそう。

 

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ミツバチの寿命は半年くらい。でも、蜜を採る花が遠いと、寿命は短くなってしまう。
500kgのハチミツを作るのに、蜂たちは、合計して20万kmも飛ばなくてはならないのです!

「だから、こうして花や水が近い所に巣箱を設置するんですよ」と潤子さん。

 

 

花が咲きそうだという情報が入ると、トラックで巣箱を設置しに行くのだそうです。しかも、ハチに負担がかからないように夜に。。

まさに、花から花へ、の世界。

 

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(↑たっぷりハチミツが入ってるなあと、ビーキーパーのロブさん。1つの箱で30kgくらいあるとのこと)

 

ガガラハニーさんの養蜂エリアは何と直径300km!


あのゴールドに輝くハニーは、まさに、ハチと人の汗と涙?の結晶です。

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そして、本日の目的、女王蜂の交換!
通常、女王蜂は1日に2000~3000個もの卵を産み続けますが、寿命(5年くらい)が近付くと、次第にその産卵数も減ることから、新しいものと交換するのだそうです。

しかも、新しい女王蜂は、こんなカプセルに入って郵便でやってきた


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数匹のお付きのハチとエサと共に、女王蜂専門のブリーダーさんから届くのだそうです。

巣箱を開けると、ロッドさんは一瞬で女王蜂を探し当てました。
私から見ると、全部ブンブンしてるハチ。。ガーン でも、彼には胴体の長さでわかるとのこと。さすがプロです。

 

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説明を受けながら、できたて?のハチミツをなめさせていただきました。
何とも贅沢な体験、有り難うございます。


もちろん、味は最高!温かくてとろみがあって。。
クマのプーさんの気分になりました。クマ

 

この日は、昔一緒に仕事をしていたカメラマンのコリンも撮影に来ていて、数年ぶりの再会。

 

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クライアントである、コンベンションセンターのメニューのコンセプトが、「作り手からテーブルまで」なので、作り手さん達の撮影をしているそうです。

ケアンズでも、色々な場所で地産地消が大切にされてきてるんだな、と嬉しく思います。

 


 

養蜂場を後にして、クイーンズランド州で一番標高が高いRavenshoe村に程近い、ガガラハニーさんの工場を見せていただきました。

 

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ここがまた素敵なんです!
100年以上建っている、元学校の建物で。 タイムトリップした気分になりました。

 

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ガガラハニーさんは、高熱処理を施さないので、ハチミツの栄養分がほぼそのまま残っています。

こんな器具で、巣箱から取れたハチミツを撹拌分離して、精製。

 

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実は、オーストラリアは、世界で唯一バロアダニという、ミツバチに付く害虫に冒されていない場所

2007年にアメリカでミツバチの大量死が報告されて以来、世界中に同じ現象が起きていますが、その主要原因と言われているのが、このバロアダニ。

今では、巣箱に殺虫シートを敷いたりして対処している所が多いとのことで、「バロアダニがいないオーストラリアのハチミツは世界で一番キレイなのではないかと思う」と説明を受けました。

 

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この趣ある建物には、花によって分けられた巣箱がスタンバイ。
花を付けそうだと情報が入ると、トラックでその場所まで移動し、巣箱を設置します。

 

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最後は瓶詰めしていって、ハチミツが製品化されるまでの長ーい旅が終わります。

ミツバチ1匹が一生をかけて集めてくる蜜の量は、ティースプーン半分にも満たないそう。
ハチミツがいかに貴重なものかがわかって、ほんとうに有り難くいただこうと思いました★

真剣に自然と向き合い、ハチを大切にしながら養蜂を続けるマーティご夫妻、見学の機会をくださり、本当に有り難うございました。

Rod & Junko Martiさんが作っているもの
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